探求のスタートは「スピリチュアルに対するブロックを手放せ」という内なる声
エネルギーの世界を探求し始めて5年近くになる。
それ以前の私は
「スピリチュアル、怪しい」
「私は心理士として生きているから、そんなところに近づいては危険、危険」
と自分に言い聞かせていた。
けれど内心は「目に見えない世界」に興味津々だった。
心理系の大学院に8年も在籍したこともあり、エビデンスの無いものは心の内にそっと秘めておこうと思ったし、その頃は人の目もまだ気になった(今はほぼ無い)。
開業しオフィスを構え、それなりに順調だったのもある。
そしてたぶん2018年始めのこと。
「スピリチュアルなことをやらないとだめだ。ブロックを手放しなさい。」
という声が自分の内側からふつふつと湧いてきた。
何故かは全くわからない。
でも私はもともと「無意識の声は自分の頭で出した考えより正しい」と思っていたし、人はそれぞれ何かお役目があってこの世にやってくるとも思っていた。
だから、この内なる声を無視するわけにはいかなかった。
「お前はやることをやっていない。だからもう今世はおしまいにするよ。」
と上から言われているような感覚だった。そしてそれはとてもリアルだった。
焦った。
そこからが、エネルギーの世界の探求の始まり。
(ちなみに私の師匠の由紀さんは「スピリチュアル」という言葉を使わない。
なぜなら、巷には本当に様々な「スピリチュアル」が溢れているから。)
そして2018年からしばらく、私もその様々な巷のスピリチュアルを体験した。
ふわふわしたもの、その時だけ気分がよくなるもの、「そのままでいいですよ」系のもの、マントラ唱えたりダンスしたり。でも何となく馴染めずにいた。
そんな時、トラウマ治療の第一人者である精神科医のS先生がヒーラーと協働してトラウマ治療をしている、ということが耳に入った。
そして医療従事者向けにクラスをしているという。
それが由紀さんのクラスだった。それはもう、やるしかない。
自分の探求のためでもあり、トラウマ治療者としての私の助けにもなる。
そんな気持ちで参加したのが、本格的な探求のスタートだった。
そして、今になってブログをスタートさせたのは、
この3年で自分がすごいスピードで変容している(させられている)のを実感しているから。
そのことを体験として記録しておきたかった。
世の中には、「このままでいいですよ」系のスピリチュアルか、宗教的なものか、概念の説明に終始するスピリチュアルが溢れている。
でも、実際に私達が行っているのは、日々自分を内省しエーテル体を鍛錬し、地道に取り組むものだ。
そして、理論に加えて、それを裏付けるしっかりとした体感と体験を伴うものでもある。
さなぎが蝶になる時に、一旦さなぎは内側で溶けるという。
私たちは、そんな溶けるプロセスを何度も繰り返し、新しい自分へと変容していく。
過去から引きづった自分の中の抑圧やパターンを手放し、より囚われのない自分へと変化していく。その結果として、エネルギー感知やンヒーリングの能力が高まっていくのだ。
私自身、何度か溶けた。
溶けた時は
「もう溶けたままなのではないか」と思う。
けれどそこを超えた時、確実に少し新しい自分に出会える。
でも、もともと忘れっぽい人間なので、そんな貴重なプロセスも忘れてしまうのだ。
だから、自分の記録としてブログを書こうと思った。
それともう一つ、こういう探求の道に興味がある人がいたら、私の体験も少しは役立つかもしれないと思ったから。
本質を生きたい、大いなるものとつながって生きたいと思っている人は実は多いんじゃないかと思っている。
「社会的に何者かになりたい」とエゴの道を進みたい人には理解しがたいことかもしれない。
けれど、実は本質を生きることを目指す中で、力みも焦りも徐々になくなり、
自分の中にいることが本当に心地よいことを発見する。
そして、現実世界も自然な流れの中で動いていくことも実感するのだ。